せんせい,けらいになれ
2003年12月7日 Anthology“灰谷健次郎”という作家を知っているでしょうか.
ユリシーズは母の影響から,灰谷さんの著書を読みあさるようになり,
灰谷さんの心の内側の描き方に,共感しています.
著書には「太陽の子(沖縄では"てだのふぁ"と読みます)」
「うさぎの眼」
「天の瞳」シリーズなどがあります.
それらとは別に,灰谷さん本人が実際に出会った子どもたちの書いた詩を集めた
「せんせい,けらいになれ」や
「わたしの出会った子どもたち」
という本もユリシーズは好きです.
その中で,「わたしの出会った子どもたち」という
彼の著書を読んで...
人のことに一生懸命になっている人ってすごいな
そうしてるフリやなくて,思ってるだけじゃなくて,
自分から人の心の中に入っていこうとして,わかろうとしてん
全部も半分もわかんないかもしんないけど,
人のホンネを出す手つだいをしてくれる
いつも,”ホメホメ”じゃなくて,いつも”ガミガミ”じゃなくて
ちゃんとときどき”ガミ”して,ちゃんといっぱい”ホメ”してほしい
良いとこ見つけて”ホメ”して,悪いこと見たら,
でも”ガミ”する前にいっぱい話して,
話して聞いて,いっぱい考えてから怒られんねん
べつに誰かがキモイヤツと言っても,ウザイヤツと言っても,ブサイクでも,
そんな人がいたら,ずっとそこに,居てほしいねん
自分の身ぃけずっても,
人のことなのに必死になって考えて,教えて,聴いてくれて
おんなじことに怒って笑ってくれる人が居ったら,
嬉しくて楽しくて,悩みがあってもそれごと一緒にフッ飛んで
なん百才でもなん万才でもいつまでだって生きてられんねん
どんどん近くなって,くっつきそうに近くなっても,
まだまだくっつきたりないくて,もっともっとくっつけるんよ
ずーっとくっついていたくて,離れとうなくなるん
でもそんなん無理やろ
そんなんむりやて,本当は無いねんやったら,
はじめからそんなんいらん
離れなあかんやったら,そんなんいらへんわい
いたくて,きつうてかなん
昔の子どもってホント素直だったんだなって,
小学校低学年で,こんなにきれいな詩を書いてる,
確かに,文法という定規で測ったら,
とんでもない低い点になるかもしれないけど.
素直で真っ直ぐな視線で,大人の世界とか社会とかに
疑問を持って,耐えられないくらいの重いモノを背負って生きている子でも,
こんなに明るくて,こんなに素直で,喜ぶ心を持ち続けていて,
悲しいことや苦しいことがたくさんたくさんあるはずなのに,
大人に裏切られても,また信じようという強さも持った
なんてまっさらな心をしてたんだろうな,と思う.
ユリシーズは母の影響から,灰谷さんの著書を読みあさるようになり,
灰谷さんの心の内側の描き方に,共感しています.
著書には「太陽の子(沖縄では"てだのふぁ"と読みます)」
「うさぎの眼」
「天の瞳」シリーズなどがあります.
それらとは別に,灰谷さん本人が実際に出会った子どもたちの書いた詩を集めた
「せんせい,けらいになれ」や
「わたしの出会った子どもたち」
という本もユリシーズは好きです.
その中で,「わたしの出会った子どもたち」という
彼の著書を読んで...
人のことに一生懸命になっている人ってすごいな
そうしてるフリやなくて,思ってるだけじゃなくて,
自分から人の心の中に入っていこうとして,わかろうとしてん
全部も半分もわかんないかもしんないけど,
人のホンネを出す手つだいをしてくれる
いつも,”ホメホメ”じゃなくて,いつも”ガミガミ”じゃなくて
ちゃんとときどき”ガミ”して,ちゃんといっぱい”ホメ”してほしい
良いとこ見つけて”ホメ”して,悪いこと見たら,
でも”ガミ”する前にいっぱい話して,
話して聞いて,いっぱい考えてから怒られんねん
べつに誰かがキモイヤツと言っても,ウザイヤツと言っても,ブサイクでも,
そんな人がいたら,ずっとそこに,居てほしいねん
自分の身ぃけずっても,
人のことなのに必死になって考えて,教えて,聴いてくれて
おんなじことに怒って笑ってくれる人が居ったら,
嬉しくて楽しくて,悩みがあってもそれごと一緒にフッ飛んで
なん百才でもなん万才でもいつまでだって生きてられんねん
どんどん近くなって,くっつきそうに近くなっても,
まだまだくっつきたりないくて,もっともっとくっつけるんよ
ずーっとくっついていたくて,離れとうなくなるん
でもそんなん無理やろ
そんなんむりやて,本当は無いねんやったら,
はじめからそんなんいらん
離れなあかんやったら,そんなんいらへんわい
いたくて,きつうてかなん
昔の子どもってホント素直だったんだなって,
小学校低学年で,こんなにきれいな詩を書いてる,
確かに,文法という定規で測ったら,
とんでもない低い点になるかもしれないけど.
素直で真っ直ぐな視線で,大人の世界とか社会とかに
疑問を持って,耐えられないくらいの重いモノを背負って生きている子でも,
こんなに明るくて,こんなに素直で,喜ぶ心を持ち続けていて,
悲しいことや苦しいことがたくさんたくさんあるはずなのに,
大人に裏切られても,また信じようという強さも持った
なんてまっさらな心をしてたんだろうな,と思う.
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