眠っている間に必ず,朝は来る。
起きて目を覚ましていても,夜の薄闇から明るさが透けてくる。
上を見ない間にきっと,空は“瞬間”を放つ。
いつだって,一人でいられる空間に自分を取り戻す。

他人から投げられるタテマエに一人揺らされ,
その本意がどこにあるのかと,そこばかり思いがうかがう。

知る毎に,自分の力の無さに気付かされる。
知りすぎたことに,後悔は無い。
知られすぎる事を,蝕まれていくようで後込みして拒んでいる。

鏡の中の反対の自分に笑いかける。
今日この笑った顔で、あの人に笑いかけた。
おでこにしわを寄せてジェームズ・ディーンの上目遣い。

悲しみはささやく。
寂しさは空ろに響く。
優しさはほころぶ。
喜びは手の先まで広がっていく。

悲しさは朧に、
寂しさはふっとする途惑い
優しさは痛みを知ることの昇華
愛おしさを感じるのは真っ直ぐから


一瞬の輝きはいつまでも色褪せないと。そういうものなのだろうか。
「闇があるから光が眩しいのだ,暗闇の中にいるからこそ光に引き寄せられるのだ」。
どこかでこれと同じような台詞を聞いた。
そうかもしれない。だけど、
光が周りを見せるから,闇の存在を知るようになるのだと,そうも思う。
光の中にいるから闇に誘われて、
闇に留められているから光に手が届いたらと切に願う。
さあ、これもどこかで聞いたかな。

今、深く望むのは、
世界中から銃や兵器が消滅する事。
全てが良い方向へ向かい始める事。
そして、貴方の望む自由を。

聴いたことにはそれなりの、感情の動きがあるはずで、
知っている事に、時に感じる重みは倍増して、
それを抱き抱え続ける事が、自分の強さにもなる。

同じように人の多面な部分をどこまで見れるかは
見る人の側の見方や感じ方に大きく左右されるものだと。

当たり前な事なのに、
そんなこととっくに知っている、と分かってることも
現実に目の前に持ち出される時、
自分の力のあまりの小ささに沈められる。
自分の世界の狭さや、問題の大きさの差の大きさに
何もできない事に、心嘆く。

秋桜様 ◇◆◇
お気に入りにさせて頂きました m(_ _ )m"

コメント